海外でのクレジットカード使用の注意点

海外の買い物ではクレジットカードでの決済がおすすめです。現金もATMキャッシングで入手できます。そんな便利なクレジットカードですが、若干の注意が必要です。今回はそんな注意していただきたいポイントをお伝えしていきます。

大前提:海外でクレジットカードを使うメリット

簡単にメリットをおさらいしておきます。

海外へクレジットカードを持っていくべき5つの理由より)

  • キャッシュを持ち歩かなくて済む
  • 両替の心配不要(カード利用額の引き落とし時に自動で日本円に両替)
  • 空港にあるATMでクレジットカードキャッシングで現地通貨の入手が可能
  • ケガ、病気、携行品や購買品への保険がついてくる
  • カード会社の現地サービスや日本語コールセンターがサポートしてくれる
  • 何か計画外のことがあっても、カードで支払うことができる

海外でクレジットカードを使うのはこうしたメリットがあるからですね。従いこうしたメリットをちゃんと受けられるように、少し注意すべきことを以下にお話しします。

そのクレジットカードは海外で使える?

めったに無いことですが、諸事情で海外で使えないということになっていないか、心配な場合は確認しておきたいところです。よくあるケースは以下。

日本も含めてカードがそもそも使えない

  • 限度額超過
  • 未払いがあり止められた
  • 有効期限切れ
  • 物理的に使えない(磁気やICの破損)
  • 暗証番号がわからない

これもよくある話しでして、有効期限切れや使えないカードを持ってきてしまうと、海外からはどうしようも無いことになります。日本国内で使ってみるか、あるいは出国前にクレジットカード会社に電話をして、問題が無いか確認しておきましょう。もし初海外の場合は、一言海外のどの国に行くかも言っておくと良いでしょう。(後述)

暗証番号がわからなくなることもよくあります。そんな時には、事前にクレジットカード会社に相談して、再設定をしておきましょう。もし現地でど忘れしてしまった場合は、サインで大丈夫か聞いてみると良いです。

限度額を超えそうな場合や高額の買い物の予定がある場合、これもカード会社に連絡して予め繰り上げ返済をするか、限度額の引き上げを依頼しておくと良いです。意外とあっさり限度額アップの対応をしてくれます。

日本では使えていたのに海外で使えない

これは海外ならではです。特に、初海外でこれまで何年も日本でクレジットカードを使っていたのに、一度も海外での使用が無かったりすると、初めてカードを海外で使用した瞬間に、システムが不正だ!と誤解を起こす可能性があります。特にあまり一般的でない旅先だとそういうことが起こりそうです(ロシアとか)。そうした誤解を避けるために、念のためクレジットカード会社に予め連絡をしておくのも良いでしょう。

通信エラーについては、正直なところ、打つ手がありません。何せ文句を言っても、お店側でもどうしようもありませんし、クレジットカード会社に連絡したところで、直ぐに解決できる問題ではないからです。対処法としては、海外には常に複数のカードを持参することがおすすめです。クレジットカード会社も別のカードを持つことで、リスクをぐっと抑えることもでき、また様々なサービスも受けられます。(例えば、三井住友のVISAカード、エポスVISAカード、楽天MASTERカード、のような形です)

キャッシングは使える設定になっている?枠は十分?

海外での便利なクレジットカードの使い方の一つが、ATMでのキャッシングです。いくらクレジットカードが便利だからと言っても、海外でもやはり現金も必要になります。そこでカードでATMからお金を引き出すと、両替の手間が省け、かつ為替レートも良いのでコストも意外と安いのです。参考:クレジットカードの海外キャッシング

ただ、このキャッシングを使うためには、海外キャッシングが使えるように設定をしておかないといけません。もしご自身のカードが海外キャッシングできるかどうかわからないときは、クレジットカード会社に電話して聞いてみましょう。

キャッシングは最低5万円からの限度枠設定があります。5万円くらいですとすぐ上限を超えてしまったりします。例えば1週間の家族旅行に来ていて必要な現金を2, 3回おろすと、5万円は優に必要になりますよね。そんな時も見越して、10−20万円くらいの設定にしておくことがおすすめです。

使用時は現地通貨建て?日本円建て?

これは落とし穴です!知らないと損をしますのでご注意ください。まず、海外では支払いをする前に、必ず明細を細かくチェックしてください。ウェイターが待っていようが構いません。明細に頼んでいないものが入っていることも多々あります。

その明細の中に、通貨が項目として入っていることがあります。アメリカの場合であれば、USD(アメリカドル)で通常は記載があります。この支払い通貨が、JPY(日本円)、となっている場合があるのです。これは要注意です!絶対に現地通貨で支払ってください。アメリカであればUSDです。

これはなぜかというと、ここでJPYを選んでしまうと、「そのお店独自の為替レート」が適応されます。つまり、向こうが勝手に為替レートを設定できてしまうのです。これまでの経験上、JPYで支払うと10-15%余分に支払うことになります。恐ろしいです。日本人なので日本円で・・・となってしまいそうなので(私も何回か支払ってしまいました。悔しい!)、必ず覚えておいてください。

対して、現地通貨(今の場合USD)で払うとどうなるか。これは、クレジットカード会社の提示する為替レートになります。このレートは非常に良心的なので、むしろ両替所で両替するよりも良い位です。

海外でクレジットカードを使用するときは、明細を必ず確認すること、通貨建てがどうなっているか確認すること、現地通貨建てで支払うこと、が鉄則です。

尚、たまに「日本円で払えば為替変動が無いから云々」ということをおっしゃる方がいますが、これは気にしなくて良いです。買い物をした日から1−2日、遅くとも数日内に決済されます。その期間の為替変動は得することもあれば、損することもありますが、大事件が起きない限り大きな変動にはなりません。それよりも、”独自為替レート”により大幅に高い金額を支払わされる方が確実に損になります。ご注意ください。とにかく、現地通貨での支払いを選びましょう。

付帯の保険類は適した内容になっている?

クレジットカードについてくる保険は、海外旅行においても心強いものです。ただ、カードによって全然条件が変わってきたり、またカバー範囲も異なります。一度じっくり調べて、どのカードがどんな補償をしてくれるのか、確認しておくと良いでしょう。特に押さえたいのは以下2点です。

傷害・疾病保険の自動付帯か利用付帯か

カード付帯の保険で最も大事なのが傷害・疾病のカバーです。急な病気やケガをカバーしてくれるありがたい保険です。この保険が自動的にいつでもついてくるのが「自動付帯」で、そのカードを使って旅行の費用を支払っている時だけついてくるのが「利用付帯」です。

この利用付帯の保険を活かす場合には、各カードの利用条件に適するような使い方をしてから旅立ちましょう。楽天カードの場合、日本国内の移動に関わる費用を支払う、あるいはツアー費用を支払う、というのが条件になっています。

金額は十分か

傷害・疾病のケースでは、海外の医療費は非常に高額になるということを踏まえて考えることが必要です。盲腸のようなシンプルな入院で2−300万円かかるケースもあることから、500万円はカバーしたいところです。このくらいの額は、1枚のクレジットカードでは難しいので、2枚はクレジットカードを持っていきたいところです。

また携行品の事故補償、賠償責任もカバーされていると良いですね。携行品は持参する物によりますが、10万円あれば問題無いかと思います。それ以上の高額なものはそもそも持っていかない方が良いでしょうね。賠償責任や死亡補償については、各カード十分な金額が補償されるように思います。複数枚クレジットカードを持っていくのであればなおさら問題ありません。

最後に:日本で気をつけていることは海外でも注意!

こうしたクレジットカードの保険があるとはいえ、日本で常日頃気をつけていることは、海外でも気をつけましょう。例えば、紛失等の過失については保険でもカバーされません。何より、ぼんやり脇見をしていて事故に巻き込まれる、気が大きくなって犯罪に巻き込まれる、なんてことがあれば、せっかくの楽しい海外旅行が台無しになってしまいます。日本で気をつけていることは海外に行っても気をつける。これはクレジットカードに限ったことではありませんので、最低限の注意は払いつつ、楽しい海外旅行にしてくださいね。

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