海外では現金両替よりもクレジットカードのレートの方がお得?

海外に滞在するときには、クレジットカードがあると、わざわざ両替に行く必要もありませんし、とても便利です。しかし、海外でクレジットカードを使うときのレートは、現金両替と比べてどうなっているのでしょうか。ここでは、海外で現金両替をするとき、クレジットカードを使うときの両替レートについて説明していきます。

現金を両替するときのレートの仕組み

よくテレビやインターネットのニュースで見ることができる為替レートとは、銀行間取引レートというもので、常に変動しています。銀行間が国際的な取引をする際には、この為替レートを用いて取引を行います。

私たちが日本円を外貨に両替したり、海外でクレジットカードを使うときにも、この銀行間取引レート=為替レートが関わっています。銀行間の取引では、常に変動している為替レートを用いますが、銀行と顧客である私たちの間では、1日1回午前10時頃に決まる『インターバンク取引実勢レート』というものを参考にして、その日のレートを銀行が決めています。さらに両替所毎に独自の手数料も加算された額が両替時のレートとなっています。そのため現金で両替をするときには、両替所によって損得が出てきてしまうわけです。その差はかなり大きい場合もあります。

しかし、海外に実際に行った時に、どこの両替所が一番レートが良いかなんてわかりませんし、もし知っていたとしても、わざわざそこまで両替しに行くことは面倒だと思うこともあるでしょう。海外に行った時に全く現金を持ち歩かないのは不安ですが、大金を両替するよりは、必要最低限の現金だけ両替して、あとはクレジットカードを使うのが便利です。大金を現金で持ち歩くと、盗まれてしまったら終わりですが、カードは盗まれても使用できないように止めることができるので、大金を両替するのはおすすめできません。

クレジットカードを使うときのレートの仕組み

ほとんどの人のクレジットカードは、Visa、Master、JCBのうちのどれかでしょう。この3つの国際ブランドでは、カードの利用情報が決済センターに届いた日のレートで、円への決済処理が行われます。このレートに事務手数料が加算された金額が、顧客への請求額となります。このレート自体は、両替所と同じような仕組みで決定されています。異なる点は事務手数料は、クレジットカード発行会社により差異はあるものの、1.6 ~1.63%と明確にされていることと、レートの適用日が決済情報がカード会社に届いた日ということでしょう。

クレジットカードを使った場合も、カード会社が銀行間取引レート=為替レートを基準にして、それぞれ独自にレートを決めているため、現金両替のときと同じくカード会社によって損得が出てきます。しかし、その差は各両替所間の差よりも小さいことが一般的です。これは、両替所ごとの手数料の差が大きいためでしょう。クレジットカードを選ぶときには、海外で使用する時のレートの差を考えるよりも、自分の生活に一番合ったカードを選ぶといいでしょう。全体的に考えた時に、その方がお得になります。

海外では現金両替とクレジットカード、どっちがお得?

海外ではクレジットカードを使うのが便利というのは前述のとおりですが、クレジットカードはお得でもあります。なぜなら、クレジットカードは使用した額によってポイントがつくからです。例えば、クレジットカードのポイントが、100円あたり1円分だとすると、10,000円の買い物をしたときに100円分のポイントがつきます。クレジットカードを海外で使った時の手数料を1.63%だと考えると、163円の事務手数料をカード会社から請求されます。しかし、ポイントが100円分つくため、手数料の大部分をポイントとして還元されている形になります。もちろん、買い物や飲食代をクレジットカードで支払った分も、ポイントがつきますよね。それを考えると、何の還元もない現金両替よりも、クレジットカードを使う方がお得というわけです。

海外でクレジットカードを使ったときのレートの仕組みは、結構複雑ですね。請求書を見て、ニュースで発表されている為替レートと違う!と驚くこともあるかもしれませんが、それはこういう仕組みでレートの取り決めがされているからなのです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする